2014年秋 コディアック


今年もアラスカのコディアック島にやってきた。今回で8回目、5年連続の訪問だ。アラスカでサーモン釣りができる場所は星の数ほどあるのだが、バンクフィシングで手軽にシルバーサーモンが釣れる場所となると、コディアックの優位性は格別だ。9月の釣行という時期的なことを考慮すれば、足は自然にこの島に向いてしまうのだ。

今年の釣行は帰りの行程に余裕を持たせるために、一日加えた8泊10日とした。コディアックへの釣行は、特に帰りは天候によって飛行機の運航が左右されることが多く、いつもスリリングだ。聞くところでは2,3日飛ばなかったこともあったそうだ。いつもはアンカレッジで1泊してから帰国していたが、今回はシアトルに変更してそこで2泊することにしていた。コディアックからの飛行機が一日遅れても帰国日に影響が出ないように工夫した。

また、今回は航空券の買い方も少し変更した。今までは成田〜シアトル〜アンカレッジの往復とアンカレッジ〜コディアックの往復を別々に購入していた。これだとオンラインで簡単に購入することができる。しかし、この場合、コディアック発の便が悪天候などで遅れたり欠航になってもアンカレッジからの便に連動していないから、改めてアンカレッジ発の便を運行しているアラスカ航空との折衝が必要になり、大変な手間と費用がかかってしまう。

そこで行きは成田〜シアトル〜アンカレッジ〜コディアックの通しの航空券とし、帰りはコディアック〜アンカレッジ〜シアルとシアトル〜成田の二本立てにすることにした。この方法だと、帰りにコディアックで遅延や欠航があっても、コディアックで航空券の変更手配が可能になる。おまけとして、行きにシアトルで入国審査と税関審査が終わった後に荷物を預け直しすれば、アンカレッジでの引き取りと預け直しは必要なくなる。また、帰りはアンカレッジでの荷物の預け直しもいらなくなる。今回はこの航空券の手配の仕方が大いに役立つことになった。

8月29日 金曜日 曇

アラスカ航空49便は満員の乗客を乗せて、定刻の午後3時5分にアンカレッジを飛び立った。40人ほどの乗客のほとんどは釣り客のようだった。


いつものロシアン・ヘリテイジ・インにチェックインしてから、滞在中の食糧の買い出しに出かけた。驚いたことに、前によく利用していた近くのスーパーはつぶれていた。仕方なく、少し遠くのセーブウエーに足を伸ばす。こちらの方が品揃えや品質が良いのだが、つぶれたスーパーは至近にあって便利だったので残念だ。

午後7時、近くの中華料理店でガイドの大木さんと落ち合う。彼には火曜日と水曜日のガイドをお願いしている。彼の話ではシルバーサーモンの遡上はイマイチのようなので、火曜日はこの島の北東にあるアフォグナック島に渡ることにした。彼には水上飛行機の手配をお願いした。さあ、明日からはサーモン釣りだ。

8月30日 土曜日 晴れ

午前5時30分に起床。この時期の夜明けは午前6時半頃だから、外はまだかなり暗い。6時15分に宿を出て、まだ暗い中をバスキン・リバーに向かう。目的地はブロウクン・ブリッジと呼ばれる場所の上流部で、昨年いい釣りをしたところだ。公園の駐車場に車を止めて、釣り支度を整える。踏み跡を頼りに川に下りていくと、川には既に何人もの釣り人がいた。川はかなり減水していて釣りづらそうだが、とりあえず始めることにした。


私達は大木さんから頂いた紅鮭の筋子を餌に、早速餌釣りを開始した。筋子をちぎって塊のまま針に刺す。そのままではすぐに針から外れてしまうから、これをエッグループという方法で針にくくりつけ、ポイントと思われる場所の上流にキャストする。暫くすると竿先にアタリがきた。一年ぶりの釣りで興奮するが、魚が筋子をしっかり咥え込むまで待たなくてはならない。十分待ったところでぐいと合わせる。しかし、待ちはまだ不十分だったようだ。餌が魚の口からスポッと外れてしまった。

また暫くしてアタリが来たのだが、今回も又スッポ抜けてしまった。どうしたことだろう。2度も失敗してしまった。白石さんにはアタリも来ないので、彼は下流のブロウクン・ブリッジの方に移動していった。これが功を奏したようだ。暫くの後、一尾のシルバーサーモンを片手に彼が帰ってきた。スピナーにヒットしたそうだ。私達は一緒にその場所まで下ることにした。


ブロウクン・ブリッジはバスキン・リバーの中でも人気の高い場所で、いつも大勢の釣り人が訪れる。水深のあるところがプールのようになっていて、そこには10尾ほどのシルバーサーモンが泳いでいた。早速スピナーをキャストした。しかし、いくら粘ってもバイトはこなかった。既に大勢の釣り人に攻め続けられて、すっかりスレてしまったようだ。いくらやってもだめなので、周りの釣り人もだんだん少なくなってきた。ここで昼食休憩を取ることにした。

昼食後、川の上流の様子を見に行くことにした。チニアック・ハイウェイ Chiniak Highway を南に進み、空港の手前で右折する。右折した先の道はバスキン・リバーと並行している。昨年大木さんから、ここはシーズン後半のポイントだよ、と教えてもらった場所だ。車を川の手前に止めてそこの様子を見てみたが、一尾のシルバーサーモンが泳いでいる他にはたくさんのピンクサーモンがいるだけだった。午後3時、再びブロウクン・ブリッジに戻ることにした。


ブロウクン・ブリッジのポイントには、相変わらずシルバーサーモンが泳いでいた。しかし、私達が投げるスピナーには、一向に何の興味も示さなかった。この頃になるとフィリピン人が続々とやってきて、私たちの周りでフリッピングを始めだした。フリッピングは一見フライフィッシングのように見えるが、その仕掛けを見てみると強靱なラインに大きなオモリをつけ、大きな針には申し訳程度の毛糸を巻き付けている。これを泳いでいる魚の目の前に打ち込む。そして魚の動きに合わせてラインをグイッと引いて引っかけるのだ。勿論違法な釣り方だが、彼らはこの方法に熟練していて、魚の口の周りに上手に針を引っかける。引っかかるのは魚の意思とは無関係だから、どんなにスレた魚でも捕まえることができる。彼らが出てきたら撤退だ。河口に行ってみよう。


この時間は潮回りが良いのだろうか。地元の釣り人が次々に河口にやってくる。私達が川岸に立って川を見ていると、川面に不自然な波紋が立った。あれはアザラシだ。この河口では何回もカップルのアザラシを見ているが、今回も2頭のアザラシだった。鮭を追って海からやってきたのだ。彼らが現れれば魚はいなくなる。ここで本日は納竿することにした。釣果には恵まれず、疲れる一日となった。

8月31日 日曜日 晴れ

今日は海釣りの日だ。大木さんと港で落ち合い、昨日白石さんが釣った魚を渡した。昨年まで釣り船は U-Rascal に乗っていたが、今年は Reel Fun のお世話になる。双胴船の大きな船で、私たち以外に4人の釣り客がいた。地元の親子三人のグループと仕事でコディアックに来ている人だった。船は午前8時に出船した。


外海に出る前に湾内で餌にするニシンをサビキ釣りで狙った。しかし、いつもは簡単に釣れるのだが今回は一尾も釣れない。早々に切り上げて釣り場に向かう。餌には冷凍のニシンを使うことになった。


今日の釣り場は島の北側で、港から航程1時間半のところだ。海は静かで、波も50センチから1メートルというところだ。双胴船は安定が良く、快適な船旅だ。キャビンでコーヒーを頂きながら船窓の外を見ていると、遙か沖合に鯨がいるのが分かった。潮を吹き上げているので、居場所はすぐ分かる。3頭はいるようだ。やがて船の前方に、目的の島が見えてきた。


ごつい仕掛けだ。大きな針にニシンのぶつ切りを刺す。船長は魚の切り身をネットの袋に入れて、これをダウンリガーで海底に下ろす。魚の臭いで魚を集めるつもりのようだ。水深は50メートルから60メートルくらいだろうか。頑丈な竿とリール、太い釣り糸には600グラムくらいのオモリがついている。魚がついていなくても、これを巻き上げるのはなかなか大変だ。日本の海釣りであれば、間違いなく電動リールの出番というところだ。


最初のハリバットは地元の女性に来た。70センチほどの小型だったが、これを皮切りに船中でポツポツ釣れ始まる。私にも待望の一尾が来た。ごつい仕掛けに型の良いハリバットがついていると、巻き上げのは大変な労働になる。昼頃までに全員が定数をつり上げる。近年ハリバットの数が減ってきているそうで、型も小さくなってきたような気がする。釣りの規則が年々厳しくなり、現在では一人1日2尾までで、うち1尾は72センチ以下とされている。

午後からはジギングでの黒ソイ(ブラックロックフィッシュ)釣りだった。ジギングは私の大好きな釣りのスタイルで、このために日本からリールとジグを持参していた。PE5号に12号のナイロンのリーダーを10メートル連結し、ジグは80グラムと160グラムの2種類を用意してきた。これらを大木さんから借りた竿に取りつけて、早速釣り開始。リールは棚メーター付きだから、手返しが早い。瞬く間に定数の5尾を釣り上げた。


黒ソイの次は巨大なラバージグでリングコッドを狙う。ジグが巨大過ぎて私のリールには負担が大きいことから、船に常備の道具を借りてジギングを開始する。しかし、なかなかリングコッドはヒットしない。全員で暫く粘ったが、船長ともう一人がそれぞれ1尾ずつ釣れただけだった。


午後3時30分に沖上がりとなった。遠いポイントから近くのポイントへ少しずつ移動しながら釣りをしてきたので、帰りは1時間ほどで港に着くことができた。海況が悪くてキングサーモンは狙えなかったが、ハリバットを始め、黒ソイ、イエローアイ、リングコッドを釣り上げて、大きなクーラーはほぼ満タンになった。


私達の釣果は港で待っていた大木さんに渡し、他の人は港の加工会社に引き渡した。今回最大のハリバットは初めて海釣りに参加した地元の人で、5,60キロくらいはあっただろうか。満面の笑みを浮かべて写真に収まっていた。ビギナーズラックというのは確かにあるようだ。



魚の加工会社のある桟橋を離岸し、船は朝の係留場所に戻った。一日晴天の中で、しかも穏やかな海で釣りを十分に堪能することができた。今日の釣果が、我が家の秋の夕食を豊かにしてくれることは間違いないだろう。


今日の夕飯はオールドパワーハウスで食べることにした。日本人が経営、調理する洒落た日本食レストランで、いつも大勢の人で賑わっている。私はカツ丼、白石さんは寿司セットだった。外国では日本食の方が地元の食事よりかなり割高なことが多いが、ここは料金もリーズナブルだ。サラダにと思ってそばサラダを追加注文したが、これがすごい量で半分お持ち帰りとなった。

9月1日 月曜日 晴れ

今日は私達だけの釣りの日だ。6時30分に宿を出て、バスキン・リバーのブロウクン・ブリッジに直行した。今回の釣行で、私はボッバーフィッシングをするつもりで、必要な仕掛けを持参していた。ボッバーフィッシングというと何だか格好良く聞こえるかもしれないが、ただのウキ釣りのことで、針につけた筋子の塊をウキを使って流すだけだ。極めて単純な釣り方なのだが、静水での釣りでは抜群の効果があって、昨年、目の前でこのやり方で大釣りする人を見ていた。浮き下を1メートルくらいに調節し、緩い流れの中を流していく。


ボッバーフィッシングの場合、魚が餌をつついただけでウキに反応が現れる。しかし、慌てて合わせても針掛かりはしない。ウキが十分に沈み込むのを待ってから合わせなくてはならない。これがこの釣りでの要諦だ。流していたウキが目の前で沈み込んだ。すかさず合わせると、同じシルバーサーモンでもジャックと呼ばれる小さなサーモンが釣れてきた。ジャックは通常より1年早く遡上してきた鮭で、体が成魚より二回り以上小さい。リリースしても海に帰る訳ではないので、キープすることにした。

続いてのアタリで大きいオスのシルバーサーモンが釣れた。しっかり食ってから合わせるので、針まで飲み込まれている。のんびり針を外していては時合いを逃してしまうので、ハリスを切って新しい仕掛けをつけ直す。次にジャックが釣れてから、暫くアタリが途絶えてしまった。それでも粘って餌を流し続ける。やがてウキが大きく消し込まれたので、しっかり合わせる。しかし、予想外に糸フケが出ていたようで十分針掛かりさせることができなかった。餌が口からすっぽ抜けるような感じで針が外れてしまった。そして次のアタリも同じように糸フケが出過ぎていたようで、合わせられずにバラした。

糸にテンションをかけるとウキが自然に流れないので、ある程度の糸フケは大切だ。だが多すぎると今度は合わせが不十分になってしまう。ラインを蛍光色のラインにするといいのかもしれない。次回までの研究課題になった。

2尾バラしてしまったが、しつこく粘り続けた。ウキが水中に消し込まれたので、しっかりと合わせる。今度は強い手応えが返ってきた。フッキングは十分だ。リールをゆっくり巻きながら、これをバラすものかと慎重に寄せてくる。大きなシルバーサーモンだ。しかし、本当にもう少しという所で ”バッキン!”という音とともに6号のハリス糸がエッグループのところで切れてしまった。筋子をエッグループという方法で針に固定しているのだが、前に釣れたサーモンの歯で糸にキズがついていたのかもしれない。不覚だった。大物を釣り上げるには仕掛けが完璧でないとだめだ、ということを痛感した。


時間が経つにつれて周りにフィリピン人が増えてきた。近くでバシャン、バシャンとフリッピングが始まったので、少し上流に移動する。一昨日最初に攻めたところだ。ここでボッバーフィッシングやスピナーで狙ってみたが、魚からの応答はなかった。河原で昼食を取ってから、午後はオルズリバーの様子を見に行くことにした。

チニアック・ハイウェイを南に向かっていると、サロニー・クリーク Salonie Creek の辺りで数人の人達が道路の端で立ったまま川下の方を見ていた。”ああ、熊がいる!”この辺りには何頭かの熊が住んでいて、時折川に鮭を捕まえにくる。道路から丸見えなので、その姿は大勢の人が目撃している。私達もすでに何回も見ていた。

右下の写真を左クリックするとyoutubeで画像が見られます。

道の脇に車を止めて、私達も見に行く。果たして、そこには二頭の熊がいた。地元と思われる人が親子の熊だよと教えてくれた。母熊の方は水に浸かったまま動かず、子熊の方は一生懸命鮭を捕まえようとしていた。きっと母熊が鮭の捕り方を教えていたのかもしれない。この場所は川が浅瀬になっていて、遡上してくる鮭を捕まえるのに適した場所だ。そんなことは熊は勿論先刻承知で、浅瀬の中を走り回っている。鮭が川にいる限り、我々の安全は確保される。

左下の写真を左クリックするとyoutubeで画像が見られます。

オルズ・リバーの手前にアメリカン・リバーが流れている。ここに遡上してくるのはほとんどピンクサーモンで、シルバーサーモンは極めて少ない。橋の先の路肩に車を止めて、川の様子を見る。川の水は予想通り少なかった。橋の上から川の中を覗くと、ピンクサーモンが群れていた。しかし、昨年に較べて数がかなり少ない。後で大木さんに聞いたところでは、島の東側の川では偶数年にピンクサーモンの遡上数が減少する一方、西側の川の遡上数が増加する。奇数年ではそれが逆になる、とのことだった。


オルズ・リバーも水が少なかった。河原まで車で下りる。水が豊富なときは橋のすぐ下流が絶好のポイントになるが、今は水が少なく魚影はない。少し下ったところに釣り人が大勢集まっていた。そこまで行ってみると、既に数尾のシルバーサーモンが釣れていた。私も近くでスピナーをキャストしてみたが、ピンクサーモンがスレ掛かりしただけだった。本日はここで納竿する。


9月2日 火曜日 晴れ

今日から二日間、大木さんにガイドをお願いしている。今日は Fly in、飛行機で釣り場まで行く日だ。朝7時30分に宿まで迎えに来てくれた。目的地のアフォグナック島はコディアック島の北側にあり、小型の水上飛行機でも20分足らずで行くことができる。本島から橋で渡ったニアアイランドにあるアンドリュー・エアウェイズで島への入場許可証を購入し、スケジュールを打ち合わせる。島はネイティブの所有だから、そこで釣りをするには入場料をしはらわねばならない。一人50ドル支払う。


機長を含めて4人乗りの小型水上飛行機に乗り込む。シートベルトとヘッドフォンの装着が完了したら出発だ。飛行機は海面を数百メートルを滑走してから飛び立った。高度は1000メートルくらいだろうか。すぐに目指す島が遙か彼方に見えてくる。


アフォグナック島は無人島ではないが、多分人の数より熊の数の方が多いと思う。この島に来るには、船で島伝いに来るか水上飛行機に頼らざるを得ない。誰でも簡単にはこれないのだ。そこではフィリピン人達に邪魔されずに釣りを楽しむことができる。飛行機の前方に目的地のマーカベイが見えてきた。


水上飛行機はある程度の水深がないと着水できない。車輪が付いているわけではないので、フロートが壊れると空から下りることができなくなる。そのためパイロットはどこで着水するかを慎重に調べてから下りていく。満潮ならば飛行機は湾のかなり奥まで行くことができ、我々の歩く距離も少なくなる。逆に干潮の時だとかなり手前で着水せざるを得ないから、我々は相当の距離を歩かなくてはならない。今は満潮に近いので、飛行機はかなり奥まで行くことができた。我々が目指す釣りの場所まで数百メートルほどだ。


釣り道具を下ろしてから、飛行機を見送った。夕方5時に迎えを頼んだ。海岸沿いに歩きながら河口を目指す。砂浜にはできたての熊の足跡が一杯あった。満潮から潮が引き始めた直後にここを通ったのだろう。せいぜい30分ほど前ということになる。デイバッグの脇に付けてある護身用のベアスプレイを確認した。


釣り場は河口から400メートルくらいの所だ。川の水が僅かながら深くなっていて瀞のようにな場所で、そこに魚が溜まりやすい。毎回ここで良い釣果に恵まれている。まずは餌釣りで釣り開始だ。海から遡上したてで、他の釣り人に虐められたことのない鮭を釣ることは極めてたやすい。我々が流す餌に疑うことなく食いついてくる。型が良くて丸々と太っているシルバーサーモンの引きは強烈だ。遡上したてで元気いっぱいだ。私の丈夫な竿が満月のように締め込まれる。


遡上したての鮭は、名前の通り銀ピカだ。新鮮さを示すシーライス(海シラミ:寄生虫)が、まだ体側についたままだ。10時までには定数の5尾を釣り上げていた。どれも立派なシルバーサーモンばかりだ。今年は例年よりジャックの遡上数が多いようで、大物の合間に釣れてくる。こちらは定数が10尾なので、数をあまり気にする必要はない。


定数を確保したので、ここで色々な釣り方を試してみることにした。まずはミノーからだ。黄緑に着色した9センチのミノーをキャストし、ゆっくりと巻いてくる。これにシルバーサーモンが食いついた。次に色を変えて赤金のミノーをキャスト。これにも食いついた。遡上したてならミノーでも勝負になるようだ。次にジグを試す。冬の間に作成しておいた自製のジグで、黄色、黄緑、赤、ピンクの4色だが、どれにもサーモンの反応は上々だった。


最後は得意のビーズだ。ビーズでのサーモン釣りはこれが二度目になるが、今回は昨年以上に工夫したものを持参してきたので期待が高まる。ビーズの釣りといってもピンとこない方も多いと思うが、市販の手芸などに使うビーズをマニキュアなどで着色し、いかにもイクラのようにしたものだ。これをハリスに固定して、ビーズから5センチほど垂らした糸に針をつける。鮭はビーズをイクラだと思って吸い込む(食いつくのではない!)が、この時に針も一緒に口の中に吸い込まれる。しかし本物でないとすぐ分かるから、鮭はビーズを吐き出す。この時、吸い込まれた針が鮭の口の内側に刺さるのだ。この説明を一回で理解してもらえないとは思うが、釣れた魚を見てみると針は必ず魚の口の内側に刺さっている。スピナーなどに反応しない鮭も、このビーズには反応してくるので、少しスレてきたタイミングでビーズでの釣りを開始することにしている(右下の写真のハリス糸は撮影のために赤色を使用したが、実際には無着色のものを使用。)。


ビーズがサーモンやトラウトフィッシングで有効なことは、私の体験だけでなくアメリカの釣り雑誌でも度々取り上られている。それではなぜ釣れるのか、ということになると実はよく分からない。鮭は海から遡上して川に入ると何も食べなくなる、というのが常識となっている。スピナーやフライは魚の興味や関心を大いに煽って釣る方法だと思うが、海の生活では見ることのなかった筋子やイクラをサーモンはどうして口に入れるのだろうか。イクラは栄養があるから長旅には最適だ、という人もいるが、それでは共食いではないか。諸説紛々としているが、今のところこれだというのはないように思う。


私達が釣りに夢中になっているところへ、別のグループが川下からやってきて上流へと歩いて行った。湾の入口に停泊していた船から来た連中だ。暫く上流の方で釣りをしていたようだったが、戻ってきた時は誰も手ぶらだった。私達の方に近づいてきて、近くでやってもいいかと聞いてきた。勿論OKだ。彼らは私達の下手の方でスピナーをキャストしていたが、なかなかヒットしなかった。そんな所へアラスカ州政府の監視員がやってきた。この島で監視員と出会うのは初めてだった。ライセンスの提示を求められたので、バッグから取り出して渡す。その後、一人でさらに上流へと歩いていった。


書き忘れたが、彼が来る少し前に川の右岸側、私達からは数百メートル離れていたが、一頭の熊が歩いていた。その熊はいつの間にいなくなったが、そんな所を彼はベアスプレー1本を腰からぶら下げて歩いて行った。暫くして戻ってきた彼が言うには、奥では4頭の熊がいたという。彼の仕事は度胸と経験がなくては務まらない。


昼食後、少し上流のポイントで釣りを再開した。そこでもビーズは絶好調で、釣れる魚も比較的大きい感じだ。SAGEの9番ロッドが悲鳴を上げながら大活躍している。フライ・インは費用がかかるが、こんなに素晴らしい場所を独占的に使えて、しかも強く美しい魚体の魚と出会えるチャンスはなかなかあるものではない。まさに釣り天国そのものだ。


午後4時頃、上げ潮に合わせて新しい群れが入ってきたと大木さんが教えてくれた。私達はこれに合わせて、下流へと移動することにした。河口にはすでにかなりの数のシルバーサーモンが入ってきているようで、時々あちらこちらでライズしていた。私は黄色のフライをティペットに結び、ここはと思うところにキャストを開始した。やがてインジケーターに強いアタリが現れた。Fish on ! ピカピカ銀色の良型のシルバーサーモンだった。


迎えの飛行機は、約束通り午後5時にやってきた。着水場所を探すために上空で旋回していたが、徐々に高度を下げてこちらにやってきた。潮が上がってきているので、朝と同様に奥まで来てくれそうだ。



私達と大量の魚を積み込んで、飛行機は飛び立った。日本には2000万人とも言われる釣り人がいるが、アラスカの大自然の中で、こんな素晴らしい釣りができる人は10人といないだろう。それができる幸運に感謝するとともに、こんな環境がいつまでも残ることを祈る気持ちになる。至福の一日だった。


9月3日 水曜日 晴れ

大木さんは午前6時に迎えに来てくれた。昨日相談して決めたブロウクン・プリッジに直行する。まだ夜明けまでには30分以上あって、辺りは真っ暗だ。ヘッドライトを帽子の上から装着して、釣り場への道を歩く。ここは人気のとても高い場所だから、少しでも早く行ってよい場所を確保しなくてはならない。釣り場に着いてみると、既に二人の釣り人がいた。

早速仕掛けを用意して、筋子の餌で釣りを開始する。まだ薄暗い中での釣りなので、餌の流れ方がよく見えず根掛かりしても分からない。細心の注意を払いながら釣り続ける。まず、ジャックが一尾釣れ、それからオスのシルバーがヒットした。活性はかなり高そうだ。


暗い中で竿先の動きを見分けるのは簡単ではない。竿先に変化があれば、そっと竿をあおって様子を聞く。続けて食い込みを感じたときには、ぐっと合わせる。魚からの強い反応が返ってくる。ハリスとミチイトはともに6号だから、切れることはまずないが、仕掛けの途中にちょっとしたキズがあれば簡単に切れてしまう。魚の動きに合わせながら、慎重に糸を巻いてくる。


釣りを開始してから1時間ほどで、本日の定数2尾を確保した。明るくなるにつれて釣り人の数も増えてきた。あちらこちらでスピナーのキャストが始まり、魚のストレスも高まってくる。そして午前7時30分頃にはアタリはピタリと止まってしまった。


餌釣りからフライフィッシングに変更する。しかし、色々な色のフライをキャストしてみたが、フライへの反応はなかった。そこでビーズに変更する。ビーズにもすぐには反応はなかったが、やがてインジケーターがククッと引かれた。アタリだ。合わせてると確かな応答が返ってくる。型は良さそうだ。慎重にリールを巻きながら寄せてくる。きれいな魚体のオスのシルバーサーモンだった。写真を撮ってからリリースする。

釣り人がかなり増えてきたので、別の川に転戦することにした。パサギシャク・リバーは島の向こう側を流れている川で、前に降りしきる雨の中で大物を釣ったことがある。そこに向かうことになった。


パサギシャクリバー Pasagshak River は島の南側を流れている川で、チニアック・ハイウェイからパサギシャク・ベイ・ロードを進み、バスキン・リバーからだと1時間くらいかかる。海岸線沿いの道を走ってから南に向かって峠を越えるのだが、空港はその途中になる。大木さんが空港近くのコーヒー店でコーヒーを買っていきたいと言ったので、私達も買うことにした。実に様々な種類のコーヒーを扱っていたが、私はいつも通りのアメリカンだ。

この時期にはいつも賑わっているパサギシャク・リバーなのだが、到着してみて驚いた、釣り人がほとんどいないのだ。人が少ないのは良いことだが、これは釣れていないということを意味する。丁度下げ潮が進んでいるときで、川の水は少なかった。


道端の駐車場に車を止めて、河口まで歩いて行く。水が少ないから楽に川を渡ることができた。大木さんの話では、サーモンの遡上は上げ7割、下げ3割で、下げ潮(引き潮)の時にもかなりの数のサーモンが遡上してくると言う。潮位表を見ながら来てくれたのだ。しかし、いくら川を見ていても上ってくるサーモンを確認できなかった。近くにいた釣り人は誰も釣りをしていない。

私は前々から河口や海岸で釣りをしたいと考えていて、この日もそのための用意をしてきていた。早速も釣りの準備を開始した。用意してきたのはザリガニワームで、これにアウトリガーでオモリをつけて海にキャストする。投げ釣り専用の竿ではないので50メートルくらいしか飛ばないが、そこからゆっくり引いてくる。小型のハリバットやアイナメなどを期待していたのだが、波打ち際から30メートルくらいのところに海藻が繁茂しているようで、根掛かりばかりが起きてしまう。とても釣りができる状態ではなかった。この場所を断念して、昼食をとることになった。


2年前、オルズ・リバーの近くにオルズ・リバー・インができ、そこにはレストランが併設されている。ハンバーガーがメインのレストランだが、これがボリュームがあってとても美味しい。ここでハンバーガーの昼食を頂く。室内をよごさないためにウエダーを脱がなくてはならないのが釣り客には面倒なのだが、美味しいハンバーガーが待っているので仕方ない。


昼食後、バスキン・リバーの上流部に行くことになった。川が大きく屈曲していて、巨大なプールになっている場所だ。遡上するサーモンが溜まりやすい場所だ。しかし、いるのはピンクサーモンばかりで1尾のシルバーサーモンも見つけることはできなかった。


川を少し下がったところに梁が設置されている。バスキン・リバーにはそこと上流部のバスキン・レイクの入口の2カ所に梁が設置されていて、サーモンの遡上状況を調べている。遡上数が予定以下であれば禁漁にするなど、資源管理を徹底している。空港近くまで戻り、下の梁の上流側に入ることにした。


梁に行ってみると、アラスカ州漁業狩猟局(Department of Fish & Game)の人が、梁に溜まったピンクサーモンの死骸を片付けていた。その梁の下流側には、梁に阻まれてながら遡上のチャンスを待っているシルバーサーモンがたくさん集まっていた。彼らはここを通過して、さらにもう一カ所上流の梁を越え、その上流のバスキンレイクまで行くのだ。行程はさほど長くはないが、まだまだ大勢の釣り人が待ち構えているだろう。


梁の上流側のポイントまで行ってみたが、水は少なくいるのはピンクサーモンばかりなので何もせずに引き返す。午後3時30分、今朝行ったブロウクン・ブリッジに再び戻る。ここでビーズで1尾かけたが、ティペットが3号だったので切られてしまった。普段は4号を使うのだが、魚がスレているだろうと思い3号に落としたのが裏目に出たようだ。本日はここで納竿する。

夕食はオールドパワーハウスで大木さんとご一緒する。今日までの釣りを色々反省しながら、ガイド料の精算をした。大木さんにはガイドのない日もあれやこれやとお世話になり、本当に助かっている。来年もまた元気な姿での再会を約束した。

9月4日 木曜日 雨

昨日の夕方から降り始めて雨は、朝になっても降り続いていた。釣りにとって雨は歓迎だ。もちろん程度問題だが、ある程度の雨は川の水量を増やし、魚の活性を高める。コディアックの川はキーナイ川などと異なり、氷河が水源ではなく雨が水源なので、天候が釣果に直接響いてくる。また、雨の日は魚の警戒心も薄れるので、終日釣りをすることができる。

コディアックを発着する飛行機の運航も、天気に大きく左右されている。地形的に雨が降るとすぐに霧が発生するので、有視界飛行の航空機にとっては欠航を余儀なくされることになる。後で知ったことだが、私が釣りをしていた頃、朝の便は欠航になっていた。

白石さんは雨で釣りをパス。午前6時15分、私一人でバスキン・リバーのブロウクン・ブリッジに行く。川には既に二人の釣り人がいたが、スペースは十分にある。スピナーで早速釣りを開始する。最初に黄色のスピナーから始めたが、バイトは一向に来ない。暗いときには黄色が有効だと思ったが、ここはこだわっている場合ではないのでオレンジ色に取り替える。ダウンクロスでリールを巻いてくると、足下近くでガツンとアタリがあった。最初にあまり引かなかったので小型かと思っていたら、リールを巻いてくるにつれて暴れだした。何とか取り込む。大型のオスのシルバーサーモンだった。


2尾目も同じような場所で釣れ、1時間もかからずに定数に達してしまった。条件がいいと釣りはかくも簡単なものだ。あれやこれやと一日やってもダメな日が嘘のように、今日のような日もある。定数を釣ったので、河原に座り暫しの休憩。来年にならなければ再び味わうことのできないアラスカの空気を存分に味わった。


午前8時に宿に戻る。雨は少し小降りになってきたようだ。釣り道具を片付け、濡れた雨具やウエダーをタオルで拭いてバッグにしまう。毎年のことだが、帰る日のコディアック発の飛行機が不安材料だ。欠航にでもなって予約した便に乗れなければ、シアトルからの便に乗れず、予定した日に帰国できなくなってしまう。


毎年気をもむ最終日だったので、冒頭にも書いたように今年は飛行機の予約の仕方を工夫した。シアトルで一日余裕を持たせているから、今日がダメでも明日の便に乗れれば予定した日に帰国ができる。それで午前中釣りをする気持ちになれたのだった。しかし、大木さんに聞いたところでは、飛行機が飛ばない日が3日続いたこともあるそうだ。そうなると、後は神頼みだ。

予約した飛行機は午後3時5分発だから午後2時頃に宿を出れば間に合うのだが、多少気がせくので早めに宿を出た。空港でのチェックインはスムーズにいったが、出発は45分遅れるという。アンカレッジでの乗り換え時間は1時間45分だったが、45分の遅れくらいなら何とかなる。少し胸騒ぎがしたが、まあ何とかなるだろう。待ち時間ができたので、川の様子を見て来てからレンタカーを返すことにした。バスキン・リバーに行ってみる。

バスキン・リバーではフィリピン人がフリッピングでサーモンを捕まえていた。川の水が少ないと我々には釣りづらいが、引っかけるには却って好都合だ。バシャッ、バシャッとオモリが水を叩く音が川に響いていた。


河口も穏やかだった。雨はすっかり上がっている。このままアンカレッジで予定の飛行機に乗り、夜はシアトルでお気に入りのアイリッシュパブに行けるかもしれない。

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空港に戻りレンタカーを返却する。しかし、飛行機は45分遅れても到着しなかった。さらに20分近く遅れて到着する。乗り換え時間は40分くらい、ギリギリのところだ。とにかく到着した飛行機に乗り込んだ。座席についてシートベルトをしていると、空港の係員が乗り込んできた。私達の前に座っている乗客に、何事かを話している。聞き耳を立てていると、この飛行機が遅れたのでアンカレッジでの乗り換え便には間に合わない。別の便を手配したので、荷物を下ろして明日の便で行くかこのまま行ってアンカレッジで待つかと聞いていた。彼らはミネアポリスまで行くらしい。人ごとではない。私達の名前を呼ばないで欲しいと祈っていたら、「Mr.Shiraishi !」の声がかかった。

私達も乗り換え便に間に合わない。アンカレッジ発18時の便を翌日の午前1時35分の便に振り替えたという。新しいクレームタグを渡してくれた。シアトル到着は午前6時過ぎになるだろう。選択の余地は全くない。座席に座ったまま覚悟を決める。

午後6時頃、アンカレッジ空港に到着した。次の飛行機までには7時間以上ある。まずはシアトルのホテルに電話して、到着が明日の朝になるが予約はキャンセルしないで欲しいと伝える。それから空港の外の喫煙所に向かった。長い夜になる。

ただ待つのも悔しいので、アンカレッジ空港をじっくり見学することにした。アンカレッジ空港はリニューアルの工事が完了して、数年前から見ると見違えるほど立派になった。アラスカ鉄道との連絡線ができたり、コンコースにアラスカの殿堂入りしたスポーツ選手のポートレートを展示したりと充実した施設になった。それらを見て回るが、さすがに1時間くらいで終わってしまった。バーに行って夕食を取ってからは、何もすることがなくなってしまった。後は出発ゲートに行って寝るだけだ。

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9月5日 金曜日 晴れ

9月5日午前6時18分、シアトル・タコマ空港に到着した。荷物を受け取り、ダウンタウンのホテルに直行した。こんな時間のチェックインは初めてのことだが、今は一刻も早く寝たかった。アンカレッジからの機内でもかなり寝てきたが、たちまち寝入ってしまった。

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10時に目覚める。僅かの眠りではあったがかなりすっきりしたので、シアトルの市内を見に行くことにした。まずはパイク・プレース・マーケット Pike Place Market に行く。シアトルは海に面した、というか囲まれた街で、新鮮な魚介類が豊富な都市だ。魚市場を中心にした巨大なショッピングモールになっていて、新鮮な海産物を始め、近郊で取れた野菜や地元の色々な製品を売っているほか、たくさんのレストランがある。観光のスポットにもなっているので、いつも大勢の人で賑わっている。

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マーケットを通り過ぎたところに、シアトル水族館がある。海の生物を中心にした展示が売り物だ。中でも海と水族館の館内を直接つなぐ人工の水路が作られていて、海から鮭が上ってこられるような施設があった。館内で産卵、受精が行われれば、下っていった鮭の子供は数年後にはここに帰ってくるかもしれない。我々が来るのが遅かったのか早かったのかは分からないが、水路に鮭の姿はなかった。大きな水槽の中では、ダイバーが魚に餌をやっていた。水槽の中にはシアトル近郊で捕れたものと思われる鮭やロックフィッシュが泳いでいた。

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ここで白石さんはホテルに戻り、私は観光を続けた。56番桟橋から1時間の湾内クルーズがあるというので、そのチケットを買う。出航までには少し時間があったので、近くのレストランで焼き牡蠣とダイエットコークで昼食をとる。焼きたての牡蠣は、格別おいしかった。

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船は午後2時半に56番桟橋を出航した。私は三階のオープンデッキの最後列の席に座り、潮風を体一杯に浴びることにした。まだこちらは夏休み期間なのかどうかは知らないが、船はほぼ満席で大勢の人が乗船していた。

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船は広い湾内を時計とは反対回りで進んでいく。マイクを持った解説者が、船の進行方向にある建物などの説明を面白可笑しくしていた。街で見れば殺風景と思われるシアトル中心街の高層ビル群も、海の色とコントラストを描きながら美しい風景になっていた。

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港には外国からと思われる大きな船が次々と入港していて、私達の目の前にはコンテナ満載の韓国船が停船していた。街でも沢山の中国人や韓国人を見かけたが、貿易も相当な規模で行われているのだろう。

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夕方、二人でディナーショーに出かけた。日本で予約していたもので、ホテルからゆっくり歩いて30分くらのところだった。先にディナーを頂いたからショーを見る形態ではなく、ショーの合間合間に料理が運ばれてくる形だった。ショーはドラマ仕立てのマジックショーとアクロバットから構成されていて、一つ一つの完成度が高い。間近で見るアクロバットは迫力満点だった。3時間のショーは瞬く間に過ぎていった。

白石さんとのアラスカ釣行は今回が最後。彼はアラスカのサーモン釣りを卒業する。私は体力が続く限り、暫くは続けようと思っている。銀色に光るシルバーサーモンの姿にはまだ魅了されているし、あれだけの体験に替わるものはない。来年はどんな釣りになるだろうか。

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