2004年冬


1 冬のアラスカ

平成16年2月、冬のアラスカが見たくて娘と二人でキーナイに住む友人のゲーリーを訪ねた。彼はキーナイ半島大学のマネージャーをしていて、昨年の6月に参加した夏期講座以来の友人である。念願の新居をキーナイ川のほとりに建てたので、見に行くことになっていた。

アンカレジからエラ・アビエーションの20人乗りくらいの小さな飛行機に乗り換えてキーナイ空港に降り立った。予想通り空港は雪と氷の中で、それでも飛行機は滑らないで上手に離着陸している。娘の愛子は今回が初めてのアラスカだったが、寒いとも言わず楽しそうにしていた。

Kenai Airport

2 まずは靴

二人がまず最初にしたことは、レンタカーでソルドットナのアウトドアショップに行くことだった。キーナイあたりはアラスカの中でもアラスカ湾流の影響で比較的温かい。それでもときには零下30度くらいになるから、この超低温に耐えられる靴が必要だった。日本で買うと15000円くらいの靴が8000円で買うことができた。分厚いソウルとインナーはフエルトで二重になっていて、零下40度まで耐えられるとのことだった。

snowshoese

3 ゲーリーとの再会

夕方6時にゲイリーが奥さんのマーリンといっしょにホテルまで迎えに来てくれた。今夜はソルドットナの体育館で、ソルドットナ商工会議所の表彰会(Soldotna Chamber's Banquet)があり、私たちも参加させてもらえた。会の途中で、日本からのゲストとして父娘で紹介されたが恥ずかしかった。

with Gar & Marlene

4 犬ぞりに乗る

翌日はゲイリーの口利きで、商工会議所のメンバーで犬ぞりの名手、ポールの家を訪問した。ポールはアラスカの犬ぞり大会で何回も優勝したことのあるベテランで、家では40頭の犬たちが私たちを歓迎してくれた。

dogs

40頭の犬達に十分な運動をさせるのは大変なことで、10頭ずつ1時間やったとしても4時間かかる。もちろん犬ぞりレースの賞金だけではとうてい食べていけないから、別に職業を持ちながら犬ぞりレースに備える、それは半端じゃない苦労だろう。犬達の餌を確保するために、夏はサーモン釣り、冬はハンティングをしているといって、獲った獲物を貯蔵している巨大な冷凍庫を見せてくれた。中には数え切れないほどのサーモンが凍っていた。

ポールの好意で愛子が犬ぞりに乗ることになった。犬達は運動ができるので大喜び。自分を選んでくれと一斉に吠えだした。防寒対策十分の愛子を乗せた14頭立ての犬ぞりは、猛烈なスピードで走り出した。雪の中の1時間の疾走で凍えたはずの愛子だったが、道なき雪原を縦横に走りながら色々な動物を見れたとはずんだ声で答えてくれた。

Sled dog!

5 アイス・フィッシング

2月8日、今日は待望のアイスフィッシングの日だ。天候は晴れ、気温は零下4度という上々のコンディション、ゲーリーとスーパーで昼食用のサンドイッチを買った。途中の車止めでデイブやバレリー、ワーティンビーと合流して、ピックアップトラックに積んできたスノーモビルを降ろす。目的地のスピリットレイクまではスノーモビルで約30分。スノーモビルに分乗して湖に向かう。

Snowmobile

デイブがエンジン付のドリルで凍った湖に穴を開けてくれた。そこから仕掛けをたらしてあたりを待つ。餌はエビや小さなワームを使っていた。ほどなくあたりがあり、巻き寄せると25センチくらいのヒメマスだった。ヒメマスはレッドサーモンの幼名だが、こちらではコッカニーKokaneeといっていた。

Aiko fishing

デイブとバレリーが用意してくれたクッキーとレッドサーモンの薫製を食べていると、ワーティンビーがみんなの釣ったコッカニーをホイル焼きしてくれたので、みんなで食べる。氷の上で焚き火しての料理。寒くもなく、風もなく、釣果はいまいちだったが和気あいあいと楽しい一日だった。

Group picture on the lake

泊まっているホテルの裏手にはキーナイ川が流れているが、凍り付き、白い雪が深く積もっていた。

6 シアトルの牡蠣

翌日はアンカレジからシアトルに移動。丁度円高ドル安だったので、シアトルの釣具屋で釣り竿を買うことにしていた。シアトル市内には何軒かの釣具屋があるが、目的のセージのXPの10番はなく、サーモン用のフライをいくつか買っただけだった。

夜はシャッカーズで牡蠣を食べながら、愛子と旅の成功を祝った。牡蠣はシアトルの近海で獲れるもので、種類は6種類、それを生やグリルにしてもらい二人で18個ずつ食べた。61ドルは安かった。

Oysters

Spirit Lake

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